みなさん、こんにちは!
文句なし、夏休みたけなわですね!
昨日はなんとか部分日食だけでも拝みたかったんですが、あいにくの都内悪天候で涙を呑んだワタリです。
国内のネクストは2035年だそうで……くそーっ、生き抜いてやるぅっっ!
ということで(?)、元気にオラタンしてますかっー!?
本日のお題は前回の続き、アンケート・レポート後編です!
よろしくおねがいします!!
まず前回の復習ですが、設問『一番好きなVOのタイトルを教えてください』の結果発表で締めさせていただきました!!
圧倒的なオラタン人気……であることは言わずもがなですが、その一方で、OMGやフォースをマイ・フェバリットとして評価してくださる方々がきちんと一定数以上いらっしゃったことに、あらためて感謝感激!
時節柄、XBLA版オラタンへの期待がヒートアップしていた4月時点の状況下、有意の比率で各タイトルへの支持が分散していたことは、実際の結果以上に大きな意味を持つと思います。
そこで今回、いわゆるアーケード三部作であるところの、OMG(初代です)、オラタン、フォースについて、ちょっと詳しく見ていきますね。
さすが初代!
評価ポイントの散らばり具合が実にバランス取れています!!
初代のこの安定感があってこそ、オラタン、フォースへとつながる大きな推進力が生まれたわけですね〜
まったく有難いことです!
そんな初代ですが、「OMGで一番評価できない点は?」について見てみますと、
これまたバランスよくポイントが分散しておりますが……
事実上最大のネガティブ・ポイントが「グラフィック」とありまして、おそらくこれはレトロなパキパキ・ポリゴンが今どきのゲームと比べて見劣りする、ということなんだと解釈させていただいております。
逆に、ここをリメイクしたら、ひょっとしてOMG最強??かもしれません。
また、「OMGについてはよく知らない」に票を投じた方が、かなりの数にのぼってます。
重いですよね、14年の歳月って……(遠い目)
えーと、気を取り直してですね、「よく知らない」みなさん!
実はただいまPS2のセガ・エイジスというブランドで初代「電脳戦機バーチャロン」、絶賛(?)発売中なんです〜〜
よろしかったら、お試しいただきたくっ!
お値段もこなれておりますのでっっ!!
あと、同梱の取説が「濃い」との評判です!
涙と笑いの開発レポート、不肖ワタリも末席を汚してまーす!
……宣伝はここまでにしておいて、ではお次、オラタンについてです!
圧倒的なスピード信奉者の大合唱!!
高速戦闘アクションが、いかに我々プレイヤーの脳内を活性化させ、病みつきにさせてしまうか、動かぬ証拠を見せつけられた思いです。
まさにこの高速性こそ、オラタンを愛する人にとって最大のチャームであり、またオラタンを嫌って離れていった方々にとって最大の障壁であったわけで、感慨深いものがあります。
目を引くのが、「ゲーム性、特に対戦時の攻防の駆け引き」についてのご不満が、かなりの数にのぼっているということ。
高速アクションNo.1!への道を目指したことによって生じた代償、つまり、対戦の駆け引きをじっくり楽しむことが難しくなってしまった、そんなため息が聞こえてくる思いです。
はい、いたらなくて申し訳ありません!!
オラタンがリリースされた1998年、あるいはその前後あたりから、ビデオゲームに対するユーザーの嗜好性はものすごい勢いで細分化していきました。
それはバーチャロンについても例外ではなく、「断然高速」派、「じっくり対戦」派、「勝った負けたではない、純粋にアクションを楽しみたい」派といった風に、求める方向性の亀裂が顕在化します。難しい時代でした。
そしてフォースです!
ここで我々は瞠目いたしました。
圧倒的多数の方々が、フォースについて「ゲーム性、特に対戦時の攻防の駆け引きが好みだから」という点について評価してくださっています!
従来、フォースには「(オラタンより)ゲームテンポが遅い。終わってる」という厳しい評価が定着している印象がありました。しかし今回のアンケートで、「オラタンを愛する方が批判するフォースのポイント」と「フォースを愛する方がフォースを批判するポイント」に見逃せないズレがあることが確認され、「遅い」ことに難点を感じられる方のほとんどが、オラタンをフェバリットとされているという傾向がはっきりいたしました。
難点として指摘を受けている点はやや細分化しておりますけれど、フォースをフェバリットとされている方が指摘する筆頭は、カードシステムの未熟、シークレット機体についての疑問、といった部分に偏っているようです。
また、総じて「そもそも出回る数が少なくて、プレイ機会が少なかった」「フォースについては詳しくない」といった、実際に触れる機会が少なかった、そもそも遊べなかった、という点でのご不満が最大派閥になるなど、我々のいたらぬ点が浮き彫りになりました。
はい、まったく申し訳ありません!
さてさて、駆け足でアーケード三部作についてアーカイブしてまいりましたが。
目線を現在、XBLA稼働中のオラタンの活況に戻し、そしてその先に移していきますと……
「バーチャロン、これからどうするか??」
やはりこれ、避けて通ることはできませんよね!
しかし、実際になにかを仕込むということになりますと、問題は山積しています。
移植、新作、プラットフォームの選択……いったいどういうアプローチが適切なのか?
そもそも前作以降、ずいぶんとインターバルがあいてしまいました。
ここはいったん初心にかえり、現時点でバーチャロンを愛してくださっている方々の声に耳を傾けてみたいと思ったわけです。
そこで単刀直入のこの質問、
圧倒的大多数の新作御希望ウェーブ!!
ありがとうございます、ありがとうございます、みなさんの愛を強く感じます、正直これが逆だったらどうしようと、耐ショック姿勢とって机の下に退避してたんですがもうほんとに一命をとりとめた気分で救われました〜 (号泣)
おおっ、こういう結果でしたかっ!
家庭用とのリクエストが、アーケード派の約2倍!
これはもう、時代の流れというものなんでしょうか。。。
圧倒的多数で360!
いやー、MSさん、どうしましょう? どうしましょうかね〜?
時節柄のオラタン優勢は変わりませんが、フォース派も健闘されています。
アンケートに答えてくださった方々の傾向を見るに、完全新作というよりもむしろ、個別タイトルの続編を希望されていらっしゃる印象がありますね。
ここで、みなさんからお送りいただきました実際の声を一部抜粋させていただきます。
『新作について、新機軸とは例えばどういうものですか?』なる設問について、
「オラタンに移行して一番違和感が大きかったのがターボ攻撃でした。前作での「シンプルに避けて撃つ」駆け引きから大きく退化しているように感じられ、また操作を通じた一体感が薄れ、結果ゲームそのものにあまりはまらなかった記憶が有ります」
「出来れば2on2でオラタン、みたいなのがやりたいです。あとフォースの時の機体が支給なのは良いんですが絶対的にプレイ回数が少ないためまったく支給されなかった機体があるのが残念でした」
「新作は特に希望していません。バージョンアップもしくはアーケードをそのまま移植して欲しいです。フォースはオラタン以上にXboxに合ってると思います」
「新機軸なんてユーザーに尋ねるものではないでしょう。業界ナンバーワンの社長さんの語録をご存じない?」
「限定戦争等を舞台に、多人数対戦にて参加できる内容。電脳世界の世界観を踏襲し、常識を逸脱した内容が望ましい。プレイヤーは、国家(企業)・陣営(シャドウ等)の所属によって恩恵やペナルティがあったりする。あと、部隊作成や新人指導システム、より奥深いシステムがあれば嬉しい」
……ふむふむ〜、みなさん、それぞれに含蓄のあるご意見をありがとうございます!
さらにまた
『アクション以外の新作について、新機軸とは例えばどういうものですか?』
……という設問については、
「バーチャロンのストーリー性なら、バーチャロイドの部隊を指揮するようなRTSは案外ハマると思う」
「カトキ氏入魂の機体群は今見ても魅力的です!カスタマイズなど不要。また私はハイスピードなオラタンが大好きですが操作が複雑なので正直しんどい面もあります。フォースは当時ダルイように感じましたが、もっとダルイのでも多人数対戦のカオスな状況だと情報量が多くてこーゆーのも面白いと思いはじめています」
「ヴァーチャロンの最大の売りは高いスピード感と高い操作レスポンスだと思いますので、その二つを兼ね備えた形でないなら、ヴァーチャロンの名前を関して出しても多くのファンをがっかりさせることになるのではないかと思います。が、10人対10人でオラタンが出来るとすれば・・・・考えるだけでも涎が出ます。もしそんなゲームが出たら、会社辞めてでも、嫁を質に入れてでもやりまくります!!」
「新感覚VR少女萌えADV!」
「別にバーチャロンの世界観には興味がない。ロボットも別にどうでもよい。対戦ツールとしてのバーチャロンが面白いのであって、それ以外のものには興味がない」
”I would prefer Virtual On to keep a similar play style as a robot fighting game. If the creators wish to make a new style of game, I would prefer that it be done with an original franchise instead of Virtual On.”
「フォースはスピードがなかったがオラタン的な感じのを」
「オラタンのレスポンスでマーズのようなもの」
「一度バーチャロンの世界観を全て見せるような作品を作って欲しい、ただアクションだと限界があると思うのでスパロボみたいな作品が欲しい」
「1対1ものは前作で完成してる。指先のコントロールが全てでは面白くない。でもアクション性はあってもいいかも。既存のゲームに画だけバーチャロンではすぐ飽きられてしまう。危険でも新しい可能性に賭けてほしい」
……みなさん、多数のコメント、ありがとうございます!
できれば全部掲載したかったのですが、さすがに12,000人の方々の声をすべてということになると結構ハードなので
(実際、わたしもすべてに目を通すのに丸一日かかりました……)
今回はご容赦のほどを〜〜!
そして、いよいよ今回のレポート最後の設問項目!
それは
ああっ、票が分散してます、分散してます!
「1つなんて選べねぇーーっ!!」
そんなお叱りの言葉が聞こえてくるようで、申し訳ない気持ちで一杯です!
ただ、敢えて大雑把にまとめますと、傾向として
1.対戦あってのバーチャロン(ガチ、多対多、含む)
2.スピード感あふれるアクション性
3.特徴的なインターフェイス
4.カトキハジメ氏のバーチャロイド・デザイン
…という順番での4本柱ということになりましょうか。
ユーザーのみなさんのご期待、熱い声援、そしてバーチャロンならではの必須項目。
これらのことを肝に銘じて、バーチャロンのネクスト・ステップ、頑張って検討してまいりたいと思います。
「え?そんだけ?」
「普通、ここで新作発表とかするもんじゃないの??」
くわ〜、耳が痛いですぅ〜
もちろん、そうできれば完璧に決まっているのですが、正直、我々、そこまでカッコよくありません!
そもそも予算とか、まだ全然です!
あぁもうっ、どこかの国の王様が10億円ぐらい、ポンッと手渡してくれればっっ、こんな侘しい思いををせずに済むものを!!
……繰言はここまでにして。
しかしワタリ、ここにお約束いたします!!
次の機会、きちんとした形でネクスト・バーチャロンの発表ができるようになりましたら、上記のご期待ご声援、そして4本柱を真摯に受け止め、我々なりに咀嚼した回答を自信をもってご提示させていただく所存です!
全世界のバーチャロン・ユーザーのみなさん、それまでは……
XBLAでフルタイム、猿になって暴れていてくださーい!!
では、アデュ〜〜!!!
【補記】
アンケート・プレゼントについては厳正な抽選の末、15名の方々にお送りさせていただく所存です。その節はまた、よろしくお願いいたします。
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